M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

モノラインは保証できるのか?

6月21日(ブルームバーグ):米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスから5段階格下げされた米金融保証会社(モノライン)大手MBIAは20日、合わせて74億ドル(約7960億円)相当の支払いと担保差し入れを余儀なくされるだろうとの見通しを示した。
同社の発表資料によると、同社はこの要求に応えるために152億ドルの資産を保有している。内訳は現金と短期投資が40億ドル相当、102億ドル相当の他の証券類など。
MBIAは、ムーディーズ20日にMBIAの保険財務格付けを「A2」に5段階引き下げたことを受けて、同資料を発表した。
MBIAは格下げに対して「当社はいかなる新しい要求に対しても十二分に対応できる流動性資産を有している」と説明した。
支払いが要求されるのは、同社が保証した自治体の投資に関連した契約が対象となる。

しかしこれはすごい額だ。

では別の彼らはどうなるのか?

6月20日ブルームバーグ):米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス20日、米FGICとセキュリティー・キャピタル・アシュアランス(SCA)の金融保証会社(モノライン)部門の保険財務格付けを投機的水準に引き下げた。
  ムーディーズの発表によると、FGIC傘下のファイナンシャル・ギャランティー・インシュアランスとFGIC・UKの格付けは従来の「Baa3」から投機的水準の「B1」に4段階引き下げられた。SCA傘下のXLキャピタル・アシュアランスとXLファイナンシャル・アシュアランスは従来の「A3」から、これも投機的水準の「B2」に8段階下げられた。格付け見通しはいずれも「ネガティブ(弱含み)」。
  ムーディーズは「両社とも、資本が当局が要求する最低水準に近づいており、また住宅ローン関連証券の損失に対して新たに引当金を計上する可能性もあり、法律で定められた資本余力を侵食するだろう」と説明した。
FGICやSCAなどのモノラインの大半は、地方債の保証からより複雑なサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅ローン)関連証券に業務を拡大したが、サブプライムローン関連証券のデフォルト(債務不履行)急増で窮地に陥っている。

つまりジャンクだ