M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

全六甲縦走 NO1

昨日、全六甲縦走にのぞみました。全長56km、高低3000mのコースです。
後半部、摩耶山から宝塚は以前歩いているので、ルートも良くわかっており摩耶山に着けば、簡単にいけるなあなんて
お気楽に考えていました。摩耶山に2時までに着けば、明るいうちに家にたどり着くはずだったのですが、、
朝、出かけにバタバタして、5時15分の宝塚始発の電車で行くつもりが、5時50分になりました。

尼崎で乗り継ぎ、須磨で山陽電車に乗り継ぎ、須磨公園駅に着いたのは7時22分でした。
下調べはしてあったので、そのまま右に道をとり、鉢伏山から登り始めました。


天候は良く、暑いくらいでした。その時点では。。朝日に反射して海岸が綺麗でした。

緩やかな階段であっという間に頂上に。
次に旗振り山。ここもするりと通過。{旗振山:山の名前は江戸時代から明治にかけて、大阪・堂島の米市場での相場が、毎日神戸、播州から岡山、広島、九州方面まで、旗を振って暗号でリレー式に伝えられる連絡・中継所であった由来による。
 堂島で振られた旗を、まず尼崎で受けて武庫川堤に送る。ここから六甲山系の南斜面に張り出した枝尾根のピークを渡って飛ぶのだ。東灘の金鳥山〜諏訪山〜高取山〜旗振山〜明石の和坂(かにがさか)〜加古川の国包(くにかね)〜姫路の御着〜竜野〜赤穂・・・・と伝達され、大阪-岡山間をわずか40分程で情報を伝えたという。(江戸時代では、地形の関係から箱根越えを飛脚を使って8時間かけて江戸に伝えていた)}

次に高倉山、
おらが茶屋という茶屋が山頂付近に
高倉山は、六甲山の土を海に入れて埋め立て地をこさえたために一部が削られている。また次に続く高倉台は、削り取った後に
できた開発住居地域である。高倉山を降りて、高倉台の真ん中を突っ切る。


ここに400の段数の階段がある。
途中上の方で休みながら乗り切る。次に栂尾山に。ここらの山は、標高400mくらいしかないのだが、
降りては登り、登っては降りるので結構こたえる。

横尾山をのぼり、須磨アルプスに。六甲山は海底が隆起してできた山であるので、砂岩質の岩が
露出して、岩場を形成しているところが多い。非常に幅狭なところを移動する。



続く東山から、妙法寺交差点まで一気に下る。そして市街地を抜けて今度は、高取山に。ここはキツカッタ。

また山を降りて、今度は丸山という市街地を抜け鵯越から菊水山に。
いやあ、この山もキツカッタ。かなり体力が消耗してきており、登りがキツイ。

経てきた山々が遠くに見える。右の端から登ってきている。

また菊水山を降り、天王吊り橋を経て、鍋蓋山に。
感じ的にはまたか。もうええわ。しかたなくまた登る。この山山頂が少し奥側にあって
いくら登っても山頂に行かない。だから鍋蓋なんだろう。

ここから、天龍寺を経て、市が原につく。家族づれで水遊びをいていた。

そして登りの極み、摩耶山に。ムッチャクチャシンドかった。以前王子公園から登ったときは、シンドイとはいえ
登り切ったら掬星台であったが、今回は市が原からのルートで、登っても登っても着かず、何度も沢に下り
やっと着いたら夕方の5時であった。ここで選択が、必要であった。もう5時だ。
あと2時間で日没。

リタイヤかなと思って、ロープーウエイに行くと、朝からの強風で朝からのストップとのこと。
道としては、王子公園に降りて帰るか、六甲ガーデンテラスに行くかであった。じゃあ行くかでと記念台を目指して
歩き出す。坂道は走った。7時過ぎ、雨が降だす。しかも横殴りの台風のような雨だ。
雨具を用意していたので、着て、歩き出すが山路は怖くて歩けない。
16号沿いにひたすら歩く、六甲ガーデンテラスは既に終了、当然ロープーウエイも動いておらず。
うー〜ー。
しゃあない、まずは一軒茶屋だ。到着したのは8時。開いておらず、自動販売機のみが雨と霧の中で
点灯していた。
無情に消えてる看板
雨と霧で自動販売機の明かりが不鮮明に
店先の庇のしたで、靴下を履き替え、残りのおにぎりを食べ、自動販売機で買った
サイダーを飲み、さてとどうする?。。と言っても宝塚に帰るしかない。
前に使った16号をひたすら行き、西宮ゴルフ場だな。今回は逆瀬台6丁目から青葉台1丁目、光が丘
から光が丘中学の脇を抜けて、縦走コースに入り、宝塚温泉か。
とルートを決めて、ひたすら走った。走ったけれど、雨に遮られ、やっと西宮ゴルフコースの横に。
ホタルが飛んでいた。へー〜、車で走ると見えないけれど、フラフラと光を放つホタルが美しかった。
青葉台は夜景が綺麗でした。

それで家にたどり着いたわけなんだけれど、近くのローソンで時間を確認したら、11時27分でした。

16時間5分費やしたわけで、よかったのか悪かったのか。雨のために16号を使ったので正規ルートとは
違うけれど、下りだし良しとして、一応、初回の全六甲縦断は成し遂げたとしておこう。
時間がかかったのと雨と風にたたられたのだが。
次回は間違いなく出発時間を早くするのと、今回は市街地で道に迷ったのでそれはないだろうとすると、
掬星台に2時を心がけ、それができない時は、ロープーウエイまたは王子公園に徒歩で降りるのが
正解だ。
しかし、暫く、このハードタッチはいいや。。。