考える事

今日は、大阪の建築業者、京都の建築業者とコミュニケーションしました。
彼らは神戸冲の実情を知っています。
おそらくこの地震により今後の関西圏の流通が変わるだらうと言っています。
グジュグジュと悪くなっている、関西の景気かこれで止めをさされたと、資材の高騰がまねく結果は、新規プロジェクトが立ち上がらないだろうということ。
東北で2.3万の都市を創りこむプロジェクトに、地場のコネクションがない自分たちが参画できる可能性があるのか？
前途は暗闇といっていました。

米の国債所有率は確かに世界第二位ですが、これは米の圧力によって売ることができないのではないかと思われます。
プライベートカンパニーは所有する資産を今日、売りに出しました。
それが今日の株価の大暴落と円高だと思っています。
しかし、政府が数兆円になるだろう、この災害復興資金をどこで調達するかといえば、それはもう国債発行しかないわけで、そうなると格付けはますます下がってきて、日本国は財政的に危機的状況に陥るのは明らかです。

関西の企業が嘆くのは、素人は、建築業界が潤うと思っている人が多いかもしれませんが、海辺の漁業の町の再興が、いかほどの経済効果を生み出すか？？むしろこの地震によるマイナスの方が
はるかに大きいと考える方がいいのではないでしょうか。日本経済にとっては大打撃です。

しかし、我々、建設関係者は東北に行くべきだと考えています。それが我々の使命であり、この時代に生まれてきた
人としての運命なのではないかと思います。
多くの利益を求めず、原価で人々にいい建築を供給していく、そういう理想に燃えて、復興に参加していければと思っています。