M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

インドネシアでの火山噴火

先月末から、インドネシアで火山噴火がおこっている。
メラピ火山が噴火、大量の火山灰が周辺に飛び散った。
先月26日に最初の爆発、36人が死亡。そして31日に再度前回よりも上回る爆発がおこっている。
専門家によると今後かなりの爆発が予想されるようだ。




住民約7万人が周辺の仮設キャンプで避難生活を余儀なくされている。
AP通信などによると、火山から約30キロ・メートル離れた島中部の中心都市ジョクジャカルタや古都ソロでは、空港の滑走路が火山灰に覆われ、2日はマレーシア、シンガポールからの便が安全のため欠航した。先月26日の噴火開始以降、死者は約40人にのぼっている。

山の南方にあるジョクジャカルタ王宮の先代スルタン(イスラム王侯)ハメンクブオノ九世から「山の番人」に任じられ山腹に暮らしてきた長老マリジャン氏宅で、地元記者らを含む十六人の遺体が発見された。マリジャン氏の死亡も確認された。
 マリジャン氏は前回二〇〇六年の噴火の際、政府の避難命令に応じず、山の「怒り」を静める祈りをささげ続けて一躍有名になったため、今回の噴火に合わせて地元記者らが取材に訪れていたとみられる。


神の世界と現実が交錯して存在するインドネシアの地で、人は自然に対しては弱い存在なのだ。




15年前になるだろうか、マレーシアのクアラルンプールからシンガポールへ車で抜けたことがあった。
7時間くらい走るので、ドライバーと親密になりいろいろ話したのだが、そのなかでドライバーの家族の話で驚愕の話があった。
ドライバーは初老の男であったが、一人適齢期の娘がいて、娘には婚約者がいた。
しかし、娘は別の男を好きになり、この婚約を破棄した。
ある晩、夕食を食べていると、突然、娘が立ち上がり、のどを押さえて嘔吐し、転げまわった。
すぐさま病院に連れて行ったが、原因がわからない。いろいろ友人に聞くと、呪術をかけられたのではないかとの疑いが。
紹介された呪術師に行くと、これをかけたのは、かなりレベルの高い呪術師で自分でははずせないと、そして別の呪術師を紹介された。
その力強い呪術師は、真夜中、家を自分と娘だけにし、閉じきり、呪術をおこなった。それ以後、娘の容態は改善し、元気になったとのこと。おそらく、娘がふった、男が呪術師を雇ったのではないかと話すドライバーの横で、世界が違う、、、、と実感した。
いや、かつて、日本にも存在したものなのだ。




この記事を見て、あのドライバーの話が、頭にフラッシュバックのように蘇った。