M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

赤坂の計画案

非常に厳しい法的規制だ。
吹抜けとスキップフロアを駆使しながら、建物を計画していかないといけないようだ。
こういう変化に富んだレベルが、建物に含まれると、建物が面白くなっていく。




最近、高槻の駅前周辺では、適切な住宅土地が売りに出されると、これを建売業者が買い取り、
小さく分割し建売の建物を建てて販売することがさかんにおこなわれている。
乱開発もいいところだ。
住宅環境、都市計画なんていうものは、少しも考慮せず、ひたすら利益を追い求める。
当然、建てる建物もひどい。材料は劣悪、昔ながらの刻みを入れて木材を加工し立ち上げるなんてのは
考えもせず、かんなすらかけられない、フレーム屋と内装業者が建物もどきを立ち上げていく。
そして、劣悪な都市環境が生まれていく。
地区計画や建築指導で良好な環境を生み出す指導を役所、自治体がおこなっていかないといけないのではないだろうか。
全くの素人は、建売を建築だと理解しているのだ。


建売には創る者たちや住む人たちの心や、時間をかけて思考した跡がないのである。
宅建設に必要なのは、自分の人生の中で、家を建てるということを深く考えると言う時間を持つという事なのである。




ゆえに建売は単なる金儲けの一手段なのである。