M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

え、そうなのか

リーマンが逝かなかったのはデリバティブに関する業務をおこなっていた部署を子会社化し、連結決算からはずす小細工をしたからのようだ。。ゴールドマンサックスもレベル3という不良債権の束の部分を今回表に出さなかった。つまり偽りだらけの第二四半期決算なのだ。ただ実態経済を示す指標はうそをつけない。住宅着工率は去年のその数字に対して32%ダウンしている。住宅の指標が今のアメリカ経済をうらなうのだから、いかに銀行、証券会社が決算をうそを言っても見えてしまう。それはまるで日本のバブル崩壊の際に銀行がうそをいい。最後に国の資本注入になったあのシーンを再現するようである。

200年住宅という言葉を聞いた。200年持たせるには構造上どうあるべきかということらしい、でも本質は違う。4世代以上に渡って異なる価値観を持つ家族がその建物に住んでいくわけである。それをわれわれが見通せることができるのだろうか?それは無理であろう。われわれにできることはその時代に要求されるその価値に対しても対応できるようなシステムを構築することではないかと考えている。
しかしこれも難しい。でも200年住宅という言葉がどのマンションにも最近見受けれるのはどうしてなんだろうか??突き詰めて考えているのだろうか??
ストラクチャーインフィルという言葉がある。建築で大きなストラクチャーの骨組みを作っておきその中に機能を要求に応じてインプットしていくことを言う。ストラクチャーインフィルがそのひとつの解決になるような気はしている。