M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

今日 中山縦走に行きましたが、途中で、。

清荒神から上がって中山縦走に行きましたが、途中でポツポツ降りだし
山本に行かず、奥の院から中山寺に戻りました。
清荒神では、折から、昭和を代表する書道家、森田子龍氏の展示会が開かれて
いました。凄い迫力だ。


龍という字です。解説書には、
 「それで生涯にわたって「龍」、「龍知龍」等の文字が繰り返し、繰り返し執拗に書かれる。それも紙に墨、板に顔料、漆、銀箔等、用具用材も実にさまざまに試みている。
龍知龍
この同じ文字を、ときに用具用材を変えて繰り返して制作するというのは森田子龍の書の大きな特質で、ほかにも「虎」、「寒山」、「圓」、「坐爼上」等、極めて多い。
 森田子龍の書思想は、久松真一老師等の京都学派をバックグラウンドにやがて「書は、文字を書くことを場所として、内のいのちの躍動が外におどり出て形を結んだものである。」という理論に到達する。」

うむ、深い。書を媒体にして、内なる情感、情熱を一気に描いたものだろうけど、
そのいのちとはなんなんだろうか?
今日は、山を歩きながらそのことを考えた。
しかし、出会えてよかった。