五木寛之が高名な僧に問う

仏教への旅、ブータン編、韓国編
2作品を見た、特にブータン編では、幸せとは金銭的満足で得られるのではなく、自己が満足して生きていること
と、人々が言う。

最近、日本では自殺の件数が増えている。小さい無邪気な子供が、なぜ人を殺してはいけないのと問う。それに対する適切な答えが
見つからない。どう、思われるかと。

輪廻転生の思想が、息づくブータンでは、すべての生きとし、生けるものが同じ存在である。
そしてすべてのものが無事に生きれるように祈る。
そこでは、他を殺す事は、自己を殺すと同じ事なのである。
彼らは、輪廻から離脱する事を望み、功徳を積む。
そのことにより、何回かの輪廻の後に涅槃に到達すると考えている。

日本人も仏教が精神的な根底にある民族であるはずだ。物の大切さを知り、自然（みずからしかり）と共に生きてきた。
自然と人間は一体のものであるという考えが、都会の中で失われつつあるのだろうか。

純粋なブータンの人々に感動した。