M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

ササヤママルシェNO2そして立杭焼(丹波焼)陶芸市

丹波篠山は何かしらその町並みや、田畑に親しみを感じる。それはあの地域の持つ独自の空気感なんだろうか。
自分の出身地である、三重には、伊勢神宮がある。伊勢神宮はご存知のようにアマテラスオオミカミが祭られているが、これを内宮と
呼んでいる。これに対して外宮があり、我々は、お正月に外宮、内宮とお参りする。この外宮は豊受大御神が祭られているが、たしか
この神は、丹波の神であり五穀豊穣の神である。そして、天照大御神に供物を与える神と呼ばれている。
雄略天皇22年、天皇の夢に天照大御神(内宮祭神)が現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を近くに呼び寄せるように」と神託したので、同年7月7日、内宮に近い山田の地に豊受大御神を迎えて祀ったのに始まる,
とある。



神戸北野にあるトリトンカフェ


もともとはグラフィックデザイン事務所だった彼らが、北野にCAFEをつくり、セレクトショップを併設し、今回ササヤママルシェに
出て、家具を提案している。OVERALL。いくつかの家具が内部に展示されていた。
全く魅力がない。ベニアの積層を基本にして、鉄の脚と合体。なにか大きく間違っている。
形態にも素材にも全く面白くない、そんな家具をどうしてここまでアピールするのだろうか。
期待していたのだが、残念でした。
面白かったのはハクトヤ。販売しているものの全ての質が高く、感動しました。
オーナーは若い、一ノ瀬さんという女性の方でした。金土日の営業との事で、デザイン事務所が片手間に営業しているのかと
思いましたが、そうではなく、本業とのこと。
内部の空間といい、置いているものといい、非常にいい時間を過ごしました。


http://hakutoya.exblog.jp/13399063/
露天のパン屋さん

古民家改修のデモンストレーション

いろいろな企画が用意されていました。

そして立杭焼陶芸市へ
何度も訪れたこの地ですが、久しぶりに行きました。


7年前に飲食店を設計した際に、手洗いとしてこの市野さんの鉢を2個買い、現場にこれで排水用に穴を開けてくれといったら
そんな作家物の鉢は万が一割れたら補償できないからと言われ、しゃない自分で開けるかと、ドリルで開け始めたけれど
陶器でしかも登り窯で焼かれた鉢は硬いのなんのって、必死の思いで2日かかって穴を開けたのを思い出す。
懐かしい鉢。

いくつかのB級品の日常陶器を買い、戻りました。
しかし、以前のようにわくわくしません。B級品でもなにか掘り出し物があるんじゃないかといろいろ見て廻ったのを
思い出します。なぜわくわくしないか。。。変わっていないからでしょうね。変わらないことがいいことなんでしょうか。
変わるからいいのでしょうか。
そういえば、先週、篠山の商店街の方で、喜多俊之さんのショールームにいった際に、展示されたいた陶器の中に市野さんの
名前を見つけました。息子さんでしょう。若手作家と喜多さんがコラボして新しい提案をされているとか。
立杭には立杭のもつ良さがあります。喜多さんのところで見た、陶器はインターナショナルなものでした。
立杭でなくてもいいじゃない。益子でも、信楽でも、伊万里でも。。。みんな同じ、土が同じ、釉薬が同じ、、、、、
そうなんでしょうか?
それを考える機会を与えられたことに感謝しています。