M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

こりゃひどいことになってるぞ!

いずれもソースはBBC投書欄
http://news.bbc.co.uk/2/hi/talking_point/8018428.stm

私はMexican National Institute of Healthの呼吸器・ICU専門医です。豚インフルの激しい緊急事態が展開しています。次から次へとICUに担ぎ込まれて来ています。スタッフの超人的努力にかかわらず、なすすべもなく患者が次々亡くなってゆきます。本当のことを言うと、抗ウイルス薬もワクチンも効きません。量を増やしてもダメです。スタッフの間に恐怖が拡がっています。医師・看護師の感染リスクは非常に高い。

 よその病院では混乱が拡がり、我々も途方に暮れています。職場を離れ、辞表を出したり休暇を願い出たりする者も増えています。 本当のことを言うと、少なくとも自分のいる病院では当局が発表しているよりも死亡率が高い。毎日3人も4人も亡くなっています。ここ3週間ずっとそうです。どうしようもなく、本当に怖い。20歳から30歳の若者が我々の無力感を前にして次々亡くなってゆき、スタッフは悲しみに暮れています。

アントニオ・シャベ  メキシコシティー

情報が無い。悲しくも予防処置も無し。
私の州の州都Oaxacaでは、豚インフルの死亡率すさまじく病院も閉鎖されました。マスコミには豚インフルの犠牲者2名としか書いてありません。医療関係で働く友達曰く、Oaxacaでは19人が亡くなり、医者も看護師もやられています。注射は打ってもらっているけれど、本当のことは誰にも話すなと口止めされています。当局はダンマリを決め込んでいます(Our authorities say nothing)。日常はいつも通り進行しています。
 若者はいつも通り登校しています。メキシコシティーとのバスやフライトもいつも通りです。2名亡くなったと発表されてるのに、球場は若者でいっぱいです。本当に起こっていることは?ワクチンが効かないのはわかっている。でもやるべき事やれば死なずには済むはず。なのになぜ知らせないの?
 経済情勢が良くないのはわかっている。パニックを起こせばもっと悪くなるだろう。でも、パニックは無知から来るんです。ただ遊びのために、必要も無いのに旅行しようとする人もいっぱいます。 こういう旅行にストップかけるだけでも事態はぐっと変わるだろうに・・・何かしなきゃいけないんです!!!
アルバロ・リカルデ

私はメキシコシティーの大手病院でレジデントとして働いている若手医師です。残念ながら状況は「コントロール」というには程遠いものです。医師の目から見て、マスコミに載っているのは事実とはいえません。当局は医療スタッフすべてにワクチンを打ちまいたが、まったく効果がありません。インターンとして働いていた同僚がこの6日間で2人も豚インフルで亡くなってしまいました。もちろん彼らもワクチン打っていました。公式には犠牲者20名ということになっていますが、本当は200人以上です。パニックにならない様注意すべきなのはわかっています。だけど、犠牲者をこれ以上増やさないためにも真実を伝えるべきではないでしょうか。

       イエニイ・グレグリオ・ダビダ  メキシコシティー


ほんとうにタミフルは効くのか?
効かないんじゃないのか?