M-Designの独り言  (宝塚、エムデザイン一級建築士事務所のブログ)

宝塚の建築設計事務所 所長の日々考えること、感じたことを綴ったブログです

やっと建設コストが下がりだした

東京製鉄は19日、9月契約分の鋼材価格を全15品種で5―11%引き下げると発表した。全品種の値下げは3年2カ月ぶり、代表的な建設用鋼材であるH形鋼は2年10カ月ぶりとなる。原料の鉄スクラップ価格の急落に加え、需要が国内外で伸び悩んでいることが理由だ。原油や非鉄など国際商品相場も下げに転じており、上昇一辺倒だった産業素材市況に変化の兆しが出てきた。

 新たな販売価格(標準品)はH形鋼が1万円下げて1トン11万8000円。今回の値下げで流通価格は新日鉄を5000円程度下回る水準となるもよう。棒鋼と熱延コイル、厚鋼板は6000―1万2000円下げてそれぞれ10万円、10万5000円、12万6000円とした。

 原料の鉄スクラップ価格は7月末から急落し、指標品の東京での取引価格は1トン7万円から5万円まで下がった。鋼材需要も東アジアでの拡大基調が一服し、一部の鋼材や鋼材半製品の輸出価格が反落した。国内の建設需要も景気低迷と資材高で回復の兆しがみえない。

先日の日経新聞には建築コストが前年同期比−10%との記事があった。資材は依然として高値にあるが、建設需要が落ちているために各社の値引率が上がっていて、労務賃が叩かれ、経費が叩かれているためだろう。ますます窮地に陥る建設業界だけれども、施主側からみれば建設時なんだろうな。
感覚的にはあと数ヶ月で資材が下落、底までいくかもね。。。